大谷徹奘執事長との「よっぽどのご縁」
薬師寺 執事長の大谷徹奘師の法話に参加されている皆様が宗家にお越しくださり茶道体験をされました。
大谷師はシリーズ対談「よっぽどの縁ですね」と題してこころの学校in小学館で2019年3月2日に宗実家元と対談されています。
奈良 世界遺産・薬師寺
天武天皇の発願で創建された薬師寺は世界遺産の古寺で脈々と受け継がれてきた「唯識」の教えがあります。唯識-「すべては自分の心がつくる」を学ぶ。その基礎を学びどのように心を動かせば幸せになれるかの法話を説かれています。
文化を伝えるためには
会のはじめに大谷師より、「入口を大きくしないと文化は伝わりません。ラフでもよいので門戸を広げることにより文化をしりましょう。そのような考えを遠州茶道宗家の皆様にご理解いただき今回の茶道体験の機会となりました。不作法な人ばかりということは承知していただいています。」と茶道体験に来られた皆さまの緊張をとくお話がありました。
小堀宗翔さんから「静と動」をテーマにアスリートであり茶人としてのおはなしを皆さまにお聞きいただきました。
向栄亭での茶道体験では宗翔さんから、動きや道具などの説明を交えながらはじまりました。ここで大谷師より「皆さん、せっかくの機会だからお点法が見えるところに来なさい」とのひとこと。離れたお席の方も宗翔さんの手元が見える場所に移り、ひとつひとつ丁寧に説明されながらの点法をジッとご覧になっていました。
ほんじつの菓子は源太萬永堂の「石清水」。
お菓子は形が崩れないように2口3口でいただきます。そのあとに薄茶を召し上がっていただきました。
お茶を召し上がっていただいたあとはお道具の拝見。お点法や茶道のわからないことなど、たくさん質問されていました。大谷師の導きで皆さま緊張せずに終始和やかに会がすすみました。
ゆったりした時間を過ごされたあと大谷師より次回の法話の予定などのおはなしがありました。
薬師寺 大谷徹奘執事長ホームページhttp://www.tetsujo.net/