遠州流茶道 月刊茶道誌「遠州」6月号。
表紙のタイトルは『ナス』シリーズ「見つけた実、ときどき葉や花」。イラストレーションは「葉っぱ」をテーマとして活動される“葉画家”の群馬直美さん。ロンドンで開かれた英国王立園芸協会主催の植物画展に出展。最優秀賞を受賞されました。世田谷美術館のホームページ内「セタビブログ」で「アトリエ便り」配信中。
当誌『遠州』の前身として『月報遠州』が創刊されたのが昭和41年、半世紀以上前のことです。まだ全8ページの紙面ながら遠州流茶道機関誌としては初の月刊誌化でした。その巻頭を飾ったのが先代宗慶宗匠の「遠州の心」。そこには月刊誌を得た喜びと門下に正しく遠州公の心を伝えたいという情熱が横溢していました。流祖遠州公をその心をあらためて確認していただくためにも、また、よき昭和の文章を味わっていただくためにも、いまこそここに採録します。
遠州の心(一)相互に戒め合って形式のみに走らず茶道本来の姿の研究を怠ってはならないと思う。
遠州の心(二)自然の「ゆがみ」を上品に使いこなし活かすところにその人の上手下手が現はれるのではないだろうか。
遠州の心(三)参禅をして禅に於て未だ迷ひの状態を指している遠州の姿でもあろうか。
遠州の心(四)人間の私心は師とはならず常に正心を持つ事に心懸けねばならない。
髙橋箒庵の名著『大正名器鑑』。
根津美術館で開催予定だった「茶入と茶碗-『大正名器鑑』の世界-」展は中止となりました。
小田宗達氏に『大正名器鑑』を解説する特別寄稿をいただきました。6月号と7月号で解説いただきます。
小田宗達氏の父、栄一氏は『大正名器鑑』mp「実見記」のうち、現在も美術館などで見る機会のあるものを厳選し、読みやすくした『大正名器鑑実見記』(淡交社)を編集・執筆しています。
6月号では大正名器鑑の内容について箒庵の著述をもとに「編纂のいきさつ」「第1編 漢作唐物茶入」「第2編 漢作唐物茶入」「第3編 古瀬戸・春慶」「第4編 真中古、藤四郎春慶、金華山」を一編ずつみていきます。
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京都老松さんの「季節の菓子」は今号が最終回。毎号季節感、あふれるお菓子をご紹介いただきました。
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