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遠州流茶道 月刊茶道誌「遠州」11月号

柔道と茶道と、それぞれの「道」を求めて。

全日本柔道男子監督 井上康生氏×遠州茶道宗家13世 小堀宗実

柔道と茶道の共通点として「道」があります。東京オリンピックを来年に控え、全日本柔道男子監督という重責を担う井上康生氏が遠州流茶道宗家にお越しいただきました。これまでも全日本柔道選手やコーチが宗家に訪れ茶道体験をされているというご縁が遠州流茶道とあります。「道」と出会い「道」を目指し続ける監督と家元の対談の前編です。

静嘉堂文庫美術館 『名物裂と古渡り更紗』展 11月2日~12月15日

三菱創業者の岩崎家の蒐集品を収蔵・展示する静嘉堂文庫美術館では茶道具と煎茶道具に含まれる優れた染織品を精選し公開します。室町時代以降の唐物賞玩のなかで絵画・墨蹟の表具裂や茶道具を包み飾る「仕覆」は茶人たちの鑑賞の対象となりました。また江戸時代以降、更紗がポルトガルやオランダの南蛮船などによってもたらされ、数寄者を魅了しました。「次第」にも最高級のものを使った茶人たちの美意識を堪能できる展覧会です。

美術館チケットのプレゼント

『名物裂と古渡り更紗』展(静嘉堂文庫美術館)

ハガキまたはメールにてご応募ください。ご希望の展覧会名・住所・氏名と月刊茶道誌「遠州」のご感想ご意見をお書きいただき下記の宛先までお送りください。 ㈱大有「『遠州』11月号プレゼント」係 <住所>〒162-0827 東京都新宿区若宮町23 <Eメール>monthly-the-enshu

銘のうしろ側 名物・瀬戸破風窯音羽手茶入 大阪大学 CJLC准教授 岩井茂樹先生

名物・音羽手茶入・銘「児手柏(こてかしわ)」を取り上げます。「児手柏」はどんな植物か諸説あり、また植物の「児手柏」と茶入の銘である「児手柏」が同じかというと疑わしい・・・ということをひもといていきます。この茶入は『大名器艦』など諸書に紹介されていていずれも『万葉集』巻第16に載る「平城山の児手柏のふたおもてかくにもかくにもねぢけ人の友」という歌意に因んで命名されたものとされている・・・のですが。銘々を知ることの楽しみを知る「銘のうしろ側」です。