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文月(7月)の茶趣

 暑さもいよいよ盛りとなる七月ですが、「彦星のゆきあひを待つ久方の天の河原に秋風ぞ吹く」(源実朝)と詠まれたように、七夕には笹の葉をわたる風が感じられることでしょう。そして、その昔星を祭るには梶の葉に詩歌を書いて供えたといいます。

風炉 唐銅 面取道安 根来琢三作
棚 宗実家元御好 在心棚 中谷光哉作
風炉先 桑縁 七宝文透
釜 風鈴 鐶付 勝虫 般若勘渓作
水指 銀河釉 瓢箪(白) 中尾哲彰作
茶碗 染付独楽文 林邦佳作
茶器 青楓に川蝉蒔絵 中棗 寺井旭峰作
蓋置 南鐐 七宝つなぎ 飯田みどり作

建水 御本 清水久嗣作