緊急事態宣言が発令されはや3週間がたちました。
感染拡大防止や治療などに日々ご尽力されている医療従事者の皆様には感謝の申し上げようもございません。ここに深く敬意を表したいと思います。
この難局を乗り切るためには人との接触を通常の8割減らさなければいけないと幾度となく言われ、「ステイホーム」という言葉が合言葉となりました。自宅時間が増え、またこれまででは考えられなかったほどご家族との時間が増えて戸惑う方も多いかと思います。
自宅でのテレワーク、自宅でできる趣味に没頭されたり、今までできなかった片付けや読書などなど、この神様に与えられた時間をポジティブに捉えて過ごすしかありません。
幸いにも私たちにはお茶があります。
そして、私たちの新たな合言葉として「Stay Home with Tea」というのはいかがでしょうか。
一日一回、ご自身にお茶の時間というご褒美をあげるのです。ご自服で一服、またご家族でお茶の時間をもつ、もちろんお茶室でお花を生け道具を飾り、お茶を点てていただくのも極上の時間となりますが、リビングやお茶の間でさっとお茶を点てたり、いろんな形があってよいのです。実は過去のことを考えず、先のことを考えず、今この瞬間のことだけ考える時間を一日一回、数分でもとることがストレス解消となり、仕事の効率をあげるといわれています。お茶を点てる時だけはそんな気持ちで点てていただいてはいかがでしょう。その上、お抹茶はカテキン、テアニン、ミネラル、ビタミンなど様々な成分を含み体にもとても良いのですから良いことばかりですね。
どうぞ一服のお茶を通してご家族とのコミュニケーションを深め、ご自身の生活の質を高めてください。
この度、遠州WEBマガジンでは遠州流茶道 浅井宗兆家元主鑑のご自宅を伺い、ご家族でお茶をされている様子を取材させていただきました。
お子様は大学生、高校生、中学生の5人ご家族で今まではなかなか全員が揃われることがなかったそうですがこの機会にご家族でお茶を楽しまれているとのことでした。本当に楽しくお茶をされている姿がとても印象的でした。時折流れる凛とした空気や、お子様の点法のご指導をされる家元主鑑のお姿、素敵な「Stay Home with Tea」を拝見できました。
今回点法をされた大学3年生のご長男にインタビューをしました。
Q.4月より大学3年生になられました。通常であれば4月から新学年が始まるはずですが、東京のすべての学校において登校の目途が立っておりません(5月現在)。勉強やスポーツが出来ず、友達と会えない期間が続いております。今の心境はいかがでしょうか
A.授業や部活やバイトなどができず寂しさはありますが、何かに縛られてないこの時間は人生の中でも滅多にない貴重な時間だと思うのでこの自粛期間は普段の日常ではできないことをしようと心がけて生活しています。また自分はこの期間は、自分を見つめ直し、自己投資に当てれる期間だと考えポジティブに捉えています。
Q. ステイホームで家族と居る時間が増えたと思いますが、その中で新たな発見や良かったことなどあれば教えてください。
A.この期間で一番良かったことは、家族で食卓を囲む時間が増えたことです。普段はなかなか家族が同じ時間に揃わないため、家族みんなでご飯を食べれること今の時間は家族愛を感じさせるような有意義な時間です。
また、初めて父にお茶を習うことができ父の偉大さを改めて感じることができました。
最後に家元主鑑よりお言葉をいただきました。
家元主鑑:ステイホームで家族でお茶をする機会が出来ました。お茶がこれ程人の心を和ませ、絆を深めるものとは思ってもみませんでした。日本人すべての人にお茶の豊かさを伝えていく使命を改めて感じる機会となりました。
ギャラリきほうオンラインショップでは、政府からの緊急事態宣言やステイホームなどの方針に従い、「応援SALE」を継続することになりました。『Stay Home with Tea』を掲げ、通常のお道具は勿論、気軽にお茶を楽しむことができる茶盆点の道具や茶箱tateruなど、お茶をするための道具や消耗品をお求めやすい価格でお届けして参ります。
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